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Claude Code CLAUDE.md 完全活用ガイド——その限界とMemClawによる解決

· 約11分
Felo AI
Operations

Claude CodeのCLAUDE.mdファイルの書き方と活用法を解説。手動管理の限界と、MemClawでコンテキストを自動永続化する方法も紹介します。

Claude Code を使い始めると、すぐに気づくことがある。セッションを閉じるたびに、プロジェクトの文脈がリセットされる。「このプロジェクトはNext.jsを使っています」「テストはVitestで書いています」——毎回同じ説明を繰り返すのは、時間の無駄だ。

Claude Code にはこの問題を部分的に解決する仕組みがある。それが CLAUDE.md ファイルだ。

本記事では、CLAUDE.md の基本的な書き方から実践的な活用法、そしてその限界と、より完全な解決策としての MemClaw を紹介する。


CLAUDE.md とは

CLAUDE.md は、プロジェクトルートに置くマークダウンファイルだ。Claude Code はセッション開始時にこのファイルを自動的に読み込み、内容をコンテキストとして使用する。

つまり、プロジェクトの概要・技術スタック・コーディング規約などを CLAUDE.md に書いておけば、毎回説明し直す手間が省ける。

claude code CLAUDE.md — CLAUDE.mdファイルがセッション開始時に自動読み込みされる仕組みの概念図


CLAUDE.md の基本構成

効果的な CLAUDE.md には、以下の要素を含めるとよい。

最小構成

# プロジェクト概要
[プロジェクトの目的と概要を1-2文で]

## 技術スタック
- [言語・フレームワーク・主要ライブラリ]

## コーディング規約
- [守るべきルール]

実践的な例

# ECサイト リニューアルプロジェクト

フリーランスクライアント向けのECサイト。商品管理・注文管理・決済機能を含む。

## 技術スタック
- React 18 + TypeScript
- Next.js 14 (App Router)
- Tailwind CSS
- Prisma + PostgreSQL
- Stripe(決済)

## コーディング規約
- コンポーネントは関数コンポーネントで書く
- 型定義は必須(any禁止)
- テストは Vitest + Testing Library
- コミットメッセージは Conventional Commits に従う

## 現在の作業状況
- 商品一覧ページ: 完了
- カート機能: 実装中
- 決済フロー: 未着手

## 重要な決定事項
- 認証は NextAuth.js を使用(JWT方式)
- 画像は Cloudinary で管理
- デプロイ先は Vercel

CLAUDE.md を効果的に使うコツ

1. プロジェクトの「なぜ」を書く

技術スタックだけでなく、なぜその技術を選んだかも書いておくと、Claude Code がより適切な提案をしてくれる。

## 技術選定の理由
- Next.js: SEOが重要なため SSR/SSG が必要
- Prisma: 型安全なDB操作のため
- Tailwind: デザインシステムが未整備のため、ユーティリティファーストで進める

2. 禁止事項を明記する

やってほしくないことを明示すると、意図しない変更を防げる。

## 禁止事項
- `any` 型の使用禁止
- `console.log` をコミットに含めない
- 直接 DOM 操作禁止(React の state を使う)
- `npm install` は事前確認なしに実行しない

3. よく使うコマンドを書く

## よく使うコマンド
- `npm run dev` — 開発サーバー起動
- `npm run test` — テスト実行
- `npm run build` — 本番ビルド
- `npx prisma migrate dev` — DBマイグレーション

4. ディレクトリ構成を説明する

大規模プロジェクトでは、ディレクトリ構成の説明があると Claude Code がファイルを探しやすくなる。

## ディレクトリ構成
src/
├── app/ # Next.js App Router のページ
├── components/ # 再利用可能なUIコンポーネント
├── lib/ # ユーティリティ関数
├── hooks/ # カスタムフック
└── types/ # TypeScript 型定義

CLAUDE.md の限界

CLAUDE.md は便利だが、使い続けると限界が見えてくる。

手動更新が必要

CLAUDE.md はただのテキストファイルだ。プロジェクトの状態が変わるたびに、手動で更新しなければならない。

  • 新しい技術を導入した → CLAUDE.md を更新
  • 設計方針が変わった → CLAUDE.md を更新
  • タスクの進捗が変わった → CLAUDE.md を更新

忙しいときは更新を忘れがちで、気づけば CLAUDE.md の内容が実態と乖離している。

タスク追跡ができない

CLAUDE.md は静的なドキュメントだ。「今日どこまで進んだか」「次に何をすべきか」といった動的な情報を管理するには向いていない。

複数プロジェクトで管理が煩雑になる

3つ、5つとプロジェクトが増えると、それぞれの CLAUDE.md を最新状態に保つのが大変になる。どのプロジェクトの CLAUDE.md が最新か、把握しきれなくなる。

コンテキストウィンドウを消費する

CLAUDE.md の内容は毎回コンテキストウィンドウに読み込まれる。ファイルが大きくなるほど、実際の作業に使えるコンテキストが減る。


MemClaw:CLAUDE.md の進化版

これらの限界を根本から解決するのが、MemClawmemclaw.me)だ。

MemClaw は Claude Code のプラグインとして動作する、プロジェクト専用の永続化ワークスペースだ。CLAUDE.md の「セッション開始時に読み込む」という概念を拡張し、自動更新・タスク追跡・複数プロジェクト分離を実現する。

claude code ワークスペース — MemClawのプロジェクトワークスペースで複数プロジェクトを管理

CLAUDE.md vs MemClaw の比較

機能CLAUDE.mdMemClaw
セッション開始時の読み込み
自動更新❌ 手動✅ エージェントが自動更新
タスク追跡✅ 自動記録
複数プロジェクト分離△ ファイル管理が必要✅ 完全分離
アーティファクト保存✅ ドキュメント・URL・ファイル
チーム共有
コンテキスト復元速度即時(ファイル読み込み)8秒

MemClaw のインストール

/plugin marketplace add Felo-Inc/memclaw
/plugin install memclaw@memclaw

API キーを設定する(felo.ai/settings/api-keys で取得):

export FELO_API_KEY="your-api-key-here"

使い方

インストール後は自然言語で操作できる:

このプロジェクト用のワークスペースを作成してください。

次回のセッションから:

このプロジェクトのワークスペースを読み込んでください。

8秒で前回の状態が復元される。


CLAUDE.md と MemClaw を組み合わせる

CLAUDE.md と MemClaw は競合するものではなく、組み合わせて使うのが最も効果的だ。

CLAUDE.md に書くべきもの(変わりにくい静的情報):

  • 技術スタック
  • コーディング規約
  • ディレクトリ構成
  • よく使うコマンド

MemClaw に任せるもの(動的に変わる情報):

  • 現在の作業進捗
  • 今週のタスク
  • 設計上の決定事項
  • 発見したバグや課題

この分担により、CLAUDE.md はシンプルに保ちつつ、動的な情報は MemClaw が自動管理してくれる。


よくある質問

Q. CLAUDE.md はどこに置けばいいですか?

A. プロジェクトのルートディレクトリに置くのが基本です。サブディレクトリにも置けますが、まずはルートの1ファイルから始めることをお勧めします。

Q. CLAUDE.md の最適な長さは?

A. 500〜1,000文字程度が目安です。長すぎるとコンテキストウィンドウを圧迫します。本当に重要な情報だけを書き、詳細は MemClaw のワークスペースに任せるのが効率的です。

Q. CLAUDE.md を Git で管理すべきですか?

A. はい、プロジェクトの設定情報として Git で管理することをお勧めします。チームで使う場合は特に有効です。ただし、個人的なメモや一時的な作業状況は MemClaw に保存し、CLAUDE.md には含めない方がよいでしょう。

Q. MemClaw は CLAUDE.md を自動更新してくれますか?

A. MemClaw は独自のワークスペース(Living README)を管理します。CLAUDE.md 自体を直接更新するわけではありませんが、MemClaw のワークスペースがより高機能な代替として機能します。

Q. MemClaw は有料ですか?

A. いいえ、MemClaw は無料です。Claude Code のどのプランでも追加でき、料金は一切かかりません。


まとめ

CLAUDE.md は Claude Code の強力な機能だ。プロジェクトの基本情報を書いておくだけで、毎回の説明が不要になる。

ただし、手動更新が必要・タスク追跡ができない・複数プロジェクトで管理が煩雑になるという限界もある。

MemClaw を追加することで、これらの限界を解消できる。CLAUDE.md には変わりにくい静的情報を書き、動的な情報は MemClaw に任せる——この組み合わせが、Claude Code を最大限に活用する方法だ。

/plugin marketplace add Felo-Inc/memclaw
/plugin install memclaw@memclaw

詳細は memclaw.me をご覧ください。