CLAUDE.md + MemClawで作る完全コンテキストスタック
CLAUDE.mdはグローバルルール、MemClawはプロジェクト単位の記憶。2つを組み合わせることで、Claude Codeのコンテキスト管理が根本から変わります。再説明ゼロ、判断の消失ゼロの開発体験を実現する方法を解説します。
CLAUDE.md + MemClawで構築するClaude Codeの完全コンテキストスタック
Claude Codeには、2つの異なるメモリ問題があります。多くの開発者は片方だけ解決して、もう片方を放置しています。

問題1:グローバルなルールと設定 — コーディングスタイル、コミット規約、使用ツールの指定。これらはすべてのプロジェクトに共通で適用されるべきものです。
問題2:プロジェクト固有のコンテキスト — 何が進行中か、何が決定済みか、アーキテクチャはどうなっているか。これらはプロジェクトごとに分離されるべきものです。
CLAUDE.mdは問題1を解決します。MemClawは問題2を解決します。この2つを組み合わせることで、完全なコンテキストスタックが完成します。

レイヤー1:CLAUDE.md — グローバルルールの定義
CLAUDE.mdは、Claude Codeがセッション開始時に自動で読み込むMarkdownファイルです。ホームディレクトリ(~/.claude/CLAUDE.md)に配置すればグローバルルールとして機能し、プロジェクトルートに配置すればプロジェクト固有のオーバーライドとして機能します。
CLAUDE.mdに書くと効果的な内容:
- 使用言語・フレームワークの指定
- コミットメッセージのフォーマット
- コードスタイルの好み
- Claudeにやってほしくないことのリスト
ただし、CLAUDE.mdは静的なファイルです。自動更新されず、タスクの追跡もできず、今どのプロジェクトで作業しているかも把握できません。
CLAUDE.md単体の活用方法については別記事で詳しく解説していますが、本記事ではその先 — CLAUDE.mdの限界をMemClawで補完するアプローチに焦点を当てます。
レイヤー2:MemClaw — プロジェクト単位のワークスペースメモリ
MemClawは、CLAUDE.mdの上に重なるレイヤーとして機能します。プロジェクトごとに独立したワークスペースが作られ、以下の情報が管理されます:
- Living README — プロジェクトの背景、現在のステータス、そのプロジェクト固有の設定
- アーティファクト — ドキュメント、レポート、URL、ファイルなどプロジェクトに紐づく資料
- タスク — エージェントが作業する中で自動的に追跡
- 意思決定ログ — アーキテクチャの選択を記録し、矛盾した判断を防止
プロジェクトを開くと、MemClawが8秒でフルコンテキストを復元します。何が進行中で、何が決定済みで、何が残っているか — あなたが再説明する必要はありません。
なぜ両方が必要なのか
CLAUDE.mdとMemClawは競合するツールではなく、補完関係にあります。
| CLAUDE.md | MemClaw | |
|---|---|---|
| スコープ | グローバル(全プロジェクト共通) | プロジェクト単位(完全分離) |
| 更新方法 | 手動編集 | 自動更新 |
| タスク追跡 | 不可 | 対応 |
| アーティファクト保存 | 不可 | 対応 |
| コンテキスト復元 | 静的読み込み | 8秒で完全復元 |
CLAUDE.mdだけを使う場合、すべてのプロジェクトが同じコンテキストを共有してしまい、分離ができません。MemClawだけを使う場合、マシンを切り替えたときにグローバルな設定が失われます。両方を組み合わせることで、はじめて��全なレイヤード構造が実現します。
開発者以外にも有効なコンテキストスタック
このスタックはコーディングプロジェクトだけのものではありません。フリーランサー、プロダクトマネージャー、営業担当者 — 複数プロジェクトを並行して進めるすべての人に効果があります。
- クライアントAのコンテキストがクライアントBに漏れることがない
- 先週の意思決定が、翌週もそのまま残っている
- 5つのプロジェクトを並行しても、それぞれがクリーンなワークスペースを持つ
AIエージェントを複数プロジェクトで活用しているなら、このコンテキストスタックは作業効率を根本から変えます。
MemClawのインストール方法
CLAUDE.mdはすでに設定済みという前提で、MemClawを追加するだけでコンテキストスタックが完成します。
Claude Code Plugin Marketplace(推奨):
export FELO_API_KEY="your-api-key-here"
/plugin marketplace add Felo-Inc/memclaw
/plugin install memclaw@memclaw
APIキーは felo.ai/settings/api-keys から取得できます。
OpenClaw:
bash <(curl -s https://raw.githubusercontent.com/Felo-Inc/memclaw/main/scripts/openclaw-install.sh)
インストール後、エージェントに「○○というワークスペースを作って」と伝えるだけで、セットアップは完了です。JSON設定ファイルの編集や技術的な知識は一切不要です。
memclaw.me — CLAUDE.mdだけでは足りない、プロジェクト単位のメモリレイヤーをあなたのClaude Codeに。