Claude Sonnet 5.5がFelo Searchで無料に:Opusに迫る回答をSonnet価格で
Claude Sonnet 5.5がFelo Searchで利用可能に:Terminal-Bench 4.0で70.6%、100万トークンのコンテキスト、$2/$10の価格設定。研究にどのような変化があるかを解説。
Anthropicは2026年9月28日にClaude Sonnet 5.5をリリースした。注目すべき数字は価格ではない。**Terminal-Bench 4.0で70.6%**というスコアだ。これはClaude Opus 5.5より4ポイント高く、コストは半分だ。
Sonnet 5.5は現在Felo Searchで利用できる。Sonnetクラスのモデルで、入力100万トークンあたり$2、出力100万トークンあたり$10という価格設定だ。フラッグシップモデルとの差をほぼ埋め、エージェント型コーディングでは上回る。複数ステップのループを経て回答を生成する検索エンジンにとって、この組み合わせはリーダーボードの順位以上に重要だ。

Claude Sonnet 5.5とは何か
Sonnet 5.5はAnthropicのClaude 5.5ファミリーの2番目のモデルで、Opus 5.5の1週間後に登場した。新しいフラッグシップではない。多くのチームが実運用で使うクラスであり、このリリースは高価なモデルを選ばなくても十分な性能を提供することを目的とする。
| Spec | Claude Sonnet 5.5 |
|---|---|
| Model ID | claude-sonnet-5-5 |
| Maker | Anthropic |
| Released | 2026年9月28日 |
| Context window | 1,000,000トークン |
| Max output | 128,000トークン |
| Input | テキスト、画像 |
| Output | テキスト |
| Price | 入力100万トークンあたり$2、出力100万トークンあたり$10 |
| Cached input | 100万トークンあたり$0.20 |
| Knowledge cutoff | 2026年6月 |
注目すべきは2つの項目だ。100万トークンのコンテキストウィンドウにより、リサーチのスレッドでリポジトリや書類一式、複数のソース文書を途中で要約せず保持できる。キャッシュリードが入力価格の5分の1となり、検索ループで繰り返し読み込む際のコストが大幅に下がる。
価格はSonnet 5から変わらない。変わったのは、その価格で得られるものだ。
検索に重要な数字
Anthropicはリリース時のベンチマークを公開している。Sonnet 5.5はすべてでトップではないが、検索回答の実作業に直結する項目で優れる。
| Benchmark | Sonnet 5.5 | Sonnet 5 | Opus 5.5 |
|---|---|---|---|
| Terminal-Bench 4.0 | 70.6% | 10.3% | 66.4% |
| FrontierCode 1.1 | 52.1% | 42.4% | 54.4% |
| CursorBench 4.0 | 55.5% | 34.1% | 57.8% |
| OSWorld 2.1 | 80.1% | 57.0% | 81.8% |
| Chartography | 61.6% | 15.6% | 64.4% |
Anthropicのリリースデータ(2026年9月)。Terminal-Bench 4.0とCursorBench 4.0はモデルの最高パフォーマンス、FrontierCode 1.1はxhighでの結果。
Sonnet 5とSonnet 5.5の列を見比べてほしい。Terminal-Benchは10.3%から70.6%へ大幅に向上。CursorBenchもほぼ倍増。これは単なるマイナーチェンジではなく、同じ価格帯の別モデルだ。

Opus 5.5が依然としてリードする項目もあるが、その差は1~3ポイント。Anthropic自身も、Opusは複雑でオープンエンドな課題や持続的な判断が必要な場合に推奨している。範囲が明確な日常業務では、価格差が決め手になるほど差が縮まった。
Felo Searchの可能性を変える理由
Felo Searchでの1回の質問は、1モデルへの1回の呼び出しではない。複数回のループで、調べる内容を決め、結果を読み、十分かどうかを判断し、再度調べ、ソースを統合し、最終的に回答を作成する。計画、ツール選択、リトライなどでトークンを消費し、深い調査ではこのループが何度も回る。
このループでモデルの価格が現実的なコストになる。Opusの価格帯では、徹底した多段階調査がコストとして無視できなくなり、システムはループ回数を抑える必要がある。Sonnet 5.5の価格なら、その上限が緩和される。
さらに2つの要素が加わる:
- 出力がSonnet 5より30%以上速い。 複数ラウンドかかる検索回答も、各ラウンドの応答が速くなれば体感が変わる。
- タスクごとのトークン消費が少ない。 Anthropicの試算では、一般的なワークロードで最大30%削減できる。Balyasny Asset Managementは2,441件の金融タスクで、Sonnet 5が約497,000トークン使ったのに対し、Sonnet 5.5は約121,000トークンだった。Boxは出力速度が2.4倍、総トークン数が12%減少したと報告。Slackではステップ数が減り、出力トークンも約14%減少した。
1回答あたりのトークン数減少、出力の高速化、トークン単価の低下。これらはすべて、回答前の検証ラウンドを増やせる方向に働く。
Felo SearchでClaude Sonnet 5.5を使う方法
1. モデル選択画面でClaude Sonnet 5.5を選ぶ。 検索ボックス、ソース、ワークスペースはそのまま。インターフェースの他の部分は変わらない。
2. 複数回の処理が必要な質問をする。 Sonnet 5.5の強みは、比較・検証・統合などループを要する質問で発揮される。単純な事実確認だけなら、このクラスは不要だ。
3. コンテキストを削らずフル活用する。 100万トークンあれば、長い調査でもすべてのソースを保持できる。要約して詳細を失う必要がない。
4. 自己検証を任せる。 エージェント型ベンチマークでの向上が、複数ステップの回答に信頼を置ける理由だ。結論だけでなく、注意点も尋ねてみよう。
5. 意図的にエスカレーションする。 持続的な判断が必要な質問では、証拠をコンテキストに残したまま、より強力なモデルに切り替える。共通のインターフェースなので、引き継ぎ時に問題は起きない。
Felo SearchにおけるSonnet 5.5の位置づけ
Felo Searchは複数のモデルを使い分けている。選択基準は、質問内容とモデルのクラスの適合だ。
| Model | Price per million tokens | Context | Built for |
|---|---|---|---|
| Claude Sonnet 5.5 | $2 in / $10 out | 1M | 範囲が明確な複数ステップ作業でOpusに迫る品質 |
| Claude Opus 5.5 | $4 in / $20 out | 1M | 厳格な検証を要する回答 |
| GPT-6 Sol | $2 in / $10 out | 1.05M | エージェントループや繰り返し呼び出しを中価格帯で |
| GPT-6 Luna | $0.10 in / $0.50 out | 1.05M | 1回あたり最安で大量検索 |
Sonnet 5.5とGPT-6 Solは同じ価格帯だが、性格が異なる。Solはやや広いコンテキストウィンドウを持ち、Sonnet 5.5はエージェント型ターミナルコーディングでリードし、Anthropicが慎重かつ範囲明確な作業向けに調整している。同じ質問を両方で試し、文章ではなく注意点を比較してみよう。
最初に試したいこと
繰り返し使う主張。 文書に記載する予定の統計値を選び、Sonnet 5.5に出典までたどらせる。重要なのは数字そのものではなく、その経路だ。
三者比較。 3つのベンダーとその価格、それぞれが隠している注意点を尋ねる。この質問は複数回の検索が必要で、1回ごとの価格差が効いてくる。
リポジトリ規模の質問。 大量のドキュメントを対象に、特定の挙動がどのように実装されているか、ソースファイルへの引用付きで尋ねる。
議論が必要な文書。 契約書を貼り付けて、カバーしていない内容を尋ねる。コンテキストウィンドウが「全文を読む」指示を現実的にする。
Felo SearchでClaude Sonnet 5.5を試そう
Claude Sonnet 5.5は、100万トークンのコンテキストウィンドウ、画像入力、$2/$10の価格でFelo Searchに登場した。Sonnet 5と同じ価格で、ベンチマークは大幅に向上。エージェント型ターミナルコーディングではOpus 5.5を半額で上回り、すぐに利用できる。
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