研究発表スライドの作り方|構成・例・テンプレート付き
研究発表スライドの作り方を、背景・目的・方法・結果・考察の構成から、図表の見せ方、発表時間別の枚数目安まで解説。そのまま使えるテンプレート構成も紹介します。

研究発表のスライドは、プレゼンの中でも特に「構成」が重視される資料です。背景→目的→方法→結果→考察という流れを外すと、どれだけ良い研究でも伝わりません。この記事では、そのまま使える構成テンプレート、図表の見せ方、発表時間別の枚数目安まで解説します。
研究発表スライドの基本構成(8ブロック)
標準的な構成は次のとおりです。分野によって多少前後しますが、この順番が最も伝わりやすい並びです。
| # | ブロック | 目安枚数 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 1 | タイトル | 1 | 研究題目・氏名・所属・発表日 |
| 2 | 背景 | 1-2 | なぜこの研究が必要か |
| 3 | 目的 | 1 | 何を明らかにするか(1文で) |
| 4 | 方法 | 2-3 | 対象・手順・分析手法 |
| 5 | 結果 | 3-5 | 図表中心。事実のみを書く |
| 6 | 考察 | 2-3 | 結果の解釈、先行研究との比較 |
| 7 | まとめ | 1 | 分かったことを3点以内で |
| 8 | 謝辞・参考文献 | 1-2 | 必要に応じて |
ポイントは、目的は1文、成果は3点以内に絞ることです。「あれも伝えたい」と欲張るほど、聞き手の記憶に残りません。
発表時間から逆算した枚数と配分
1枚あたりにかけられる時間は、経験上30〜60秒です。以下が目安になります。
| 発表時間 | 全体枚数 | 結果+考察に使う枚数 |
|---|---|---|
| 10分 | 10〜15枚 | 5〜8枚 |
| 15分 | 15〜20枚 | 8〜10枚 |
| 5分(ショート) | 6〜8枚 | 3〜4枚 |
枚数が多すぎると感じたら、まず方法の詳細を削り、次に背景を削ります。結果と考察は最後まで削らないでください。聞き手が知りたいのは、そこだからです。
結果スライドの見せ方:グラフの作法
結果スライドは、研究発表の中で最も見せ方が問われるパートです。
- 1グラフ1メッセージ。複数のグラフを並べるときは、それぞれにタイトル(メッセージ文)を付ける
- 軸ラベルと単位を省略しない。見る側は研究の文脈を知らない前提で作る
- 色はデータ系列の数だけ。3系列を超えるなら、グラフを分ける
- 誤差範囲・有意差の記載を忘れない
- 表よりグラフを優先する。表は数値を正確に伝えたい場合だけ使う
コツ:結果スライドのタイトルを「結果」ではなく「〜は〜と相関していた」のように、言いたいことを書く
伝わる研究発表スライドの作り方:5ステップ
- 発表時間と枚数を決める(例:10分=12枚)
- 上記8ブロックに、研究ノートの内容を箇条書きで割り当てる
- 結果スライドのグラフを先に作る(ここが資料の中心)
- 背景・方法は最小限の情報に削る
- 想定質問を3つ書き出し、答えを準備する
テンプレートとAIで、たたき台を最短で作る
研究発表スライドは、構成が決まっている分、AIと相性の良い資料です。
Felo AI Slides では、研究ノートや論文PDF、テーマを入力すると、上記のような構成に沿ったスライドの初稿を生成します。ゼロから1枚目を作る代わりに、「出来た初稿の図表と文言を直す」ところから始められます。
- 研究ノート・論文のPDFを用意する
- Felo AI Slides にアップロードする
- 生成されたスライドを、上記8ブロックの構成と照らし合わせる
- 結果スライドのグラフを自分のデータに差し替える
- 発表時間に合わせて枚数を調整し、PPTまたはPDFで書き出す

図表の正確性は必ず自分で確認してください。AIは構成のたたき台づくりに使い、研究の内容と数値は発表者が責任を持つ、という分担が安全です。
よくある質問
研究発表スライドは何枚が適切ですか?
発表時間×1〜1.5枚を目安にしてください。10分なら10〜15枚です。ただし枚数より重要なのは、1枚1メッセージが守られているかどうかです。
アニメーションは使うべきですか?
結論から言うと、最小限にするのが無難です。図の一部を順に示す場合など、説明に必要な場面だけに絞ってください。凝ったアニメーションは、トラブルの原因にもなります。
結果がうまく出なかった場合はどう構成しますか?
「うまくいかなかった」ことも結果です。事実として示したうえで、考察で原因を検討します。構成自体は同じ8ブロックで問題ありません。
まとめ
研究発表スライドは、①背景→目的→方法→結果→考察の8ブロック、②結果と考察に枚数を集中、③1グラフ1メッセージ、の3点を守れば、伝わる資料になります。
構成のたたき台づくりはAIで短縮できます。まずは研究ノートや論文PDFから初稿を作り、内容の確定に時間を残してください。
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