決算説明資料の作り方|構成・チャート・IR視点のポイント
決算説明資料の作り方を、ハイライト→業績→セグメント→見通しの構成から、チャートの見せ方、よくある失敗まで解説。IR資料作成の実務ポイントをまとめました。

決算説明資料は、投資家・アナリスト・社内向けに、業績と見通しを正確かつ読みやすく伝える資料です。数字の正確さは前提として、「変化」と「理由」が伝わる構成が問われます。この記事では、決算説明資料の標準的な構成と、チャート・用語まわりの実務ポイントを整理します。
決算説明資料の標準構成
一般的な構成は次のとおりです(四半期・通期で一部変わります)。
| ブロック | 内容 | 枚数目安 |
|---|---|---|
| ハイライト | 決算の要点を1〜3点 | 1-2 |
| 業績サマリ | 売上・利益・進捗率 | 2-3 |
| セグメント別 | 事業別の動向と要因 | 3-5 |
| KPI | 主要指標の推移 | 2-3 |
| トピックス | 新製品・提携・組織変更 | 1-3 |
| 見通し | 通期予想・前提条件 | 2-3 |
| 補足・注記 | 会計処理・一過性要因 | 1-2 |
ハイライトページの作り方
決算説明資料で最も読まれるのはハイライトページです。次の3点を必ず入れます。
- ポジティブ/ネガティブの結論(増収増益、下方修正など)
- 主要数値(売上・営業利益・進捗率)
- 対前年・対計画の比較
例:「売上は前年同期比112%。データ事業の伸長による。営業利益は広告投資の前倒しにより計画を3%下回る。」
チャートの作法
投資家は数字を検証しながら読みます。次のルールを守ると、信頼感が上がります。
- 単位(百万円・%・千株)を必ず明記する
- 前年同期を併記する(単年比較だけで済ませない)
- グラフの軸は0から始める(誤解を招くトリミングをしない)
- 一過性要因は注記で明示する
- 色は「プラス/マイナス/前年」など意味に固定する
よくある失敗と対策
| 失敗 | 対策 |
|---|---|
| 数字が多く、結論が見えない | ハイライトに結論と要因を凝縮する |
| セグメントの説明が長い | 各セグメント1枚、増減要因を3点以内に |
| 見通しの前提が不明 | 前提条件を同じページに記載する |
| 用語がバラバラ | 用語集ページを付録に置く |
| 注記が小さすぎる | 最小限の注記を本文にも配置する |
AIで資料の下書きを作る場合の注意
決算説明資料は、IR開示に直結する資料であり、AIの出力をそのまま使うことはできません。一方で、構成の整理や既存資料からのたたき台づくりには活用できます。
Felo AI Slides では、決算短信や社内レポートのPDFをアップロードして、ハイライト→業績→セグメント→見通しの構成を持つスライド初稿を生成できます。数字の差し替えと検証を前提にした時短策として使ってください。
- 決算短信・社内レポートを用意する
- Felo AI Slides にアップロードする
- 生成された構成を自社フォーマットに合わせる
- 数値・注記をIR担当者と検証する
- 開示ルールに沿ってPPT・PDFを確定する

開示情報の取り扱いは必ず社内のIR規定・内部統制に従ってください。 生成AIの利用可否も社内ルールを優先します。
よくある質問
決算説明資料の枚数はどのくらいが目安ですか?
四半期で20〜30枚、通期で30〜40枚が一般的です。ただし枚数より、ハイライトと見通しページの完成度が重要です。
ネガティブな内容はどう扱えばいいですか?
事実を正確に示し、原因と対応策をセットで記載します。隠すより、説明と打ち手を明確にするほうが信頼につながります。
IR資料をAIで作ってもいいですか?
構成の下書き目的での利用は有効ですが、開示資料としての最終出力は、必ず人の確認と社内プロセスを経てください。
まとめ
決算説明資料は、①ハイライトに結論と要因、②標準構成(ハイライト→業績→セグメント→見通し)、③チャートは単位・前年比較・注記を明記、の3点が基本です。
初稿づくりはAIで短縮し、数値検証と開示プロセスに時間を残してください。
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